銃授与式

入隊式の余韻を残したままぼくたち教育隊は隊舎の屋上に集合していた。

これから銃授与式が行われる。

自衛隊では銃刀法の適用を一部外れて日本でも銃を取り扱う権利を得る。
隊員一人ずつに銃が付与されるその儀式が銃授与式だ。

一人ずつ名前を呼ばれ教育隊長の前に出る。
教育隊長が

「銃」と銃を突き出すと、ぼくらは

「銃」と銃を受け取る

はたからみたら変な儀式だ。

実は銃を渡す時に「銃」というのはこれからずっと使うことになる銃の渡し方だ。
たぶん銃って大事なもので、落としたりしたら機能障害に繋がったりなんせよくないことが多そうだから、しっかり受け取れよって落とすなよって意味合いを込めて
「銃」
と言っているんじゃないだろうか?

ちなみにぼくたちが前期教育隊で使っていた銃は64式7.62mm小銃というものである。
銃授与式
銃や戦車にはoo式という表現がよくつかわれる。
この64式小銃は64年製の代物ということだ。
この銃ものすごーーーく古い。
でもちゃんと撃てるんだから本当にすごいと思う。

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